この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
愛おしいキミに極甘な林檎を
第39章 キミに告げる愛

「そうだよ。この節目に初めてデートをした場所に行くのもいいかなって思ったんだ。
それに誕生日プレゼントも渡したかったから」
この海はソラ先輩と初めてのデートで行った場所。
お互いに初めての経験をした特別なところだった。
そして今日は恋人になった記念日。
だから私の振り替え休日をこの日に提案して、この場所に一緒に行こうと考えてくれたんだろう。
「私の好きな場所を選んでくれてありがとうございます。それに素敵なプレゼントまでいただいて大満足です。このバラすごく綺麗です」
「…………。今までいろんなことがあったけど長かった?」
「あっという間でした。ひとりでいた時は長かったんですけど、ソラ先輩といると毎日が駆け足で過ぎていきます」
「俺のせいで寂しい思いをさせてごめんね。離れなければ風子は大変なことに遭わないで済んだと思うんだ」

