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愛おしいキミに極甘な林檎を
第39章 キミに告げる愛



「その答えってなんですか?」


解いただけでは分からない答え。


それを心待ちにしているとソラ先輩が前に来て跪いて私を見上げてくる。


真剣な表情に、私に真っ直ぐ向ける瞳。


いつもとは違う様子にこちらも気持ちが引きしまる。



「五年間、一緒にいれて毎日が楽しかった。俺の彼女になってくれてありがとう」


こちらこそっと思いながら私は首を縦に振った。




「風子のことを幸せにするからこれからもずっと…、永遠に一緒にいて欲しい」


ズボンのポケットから高価そうな小箱を取り出して開けたソラ先輩は、その中身が見えるように私の方へ向けた。


箱に入っていたのは銀色の指輪。


でもペアリングとは少し違う。


リングの真ん中には大きめのダイヤモンドが一粒ついていて、夕陽に照らされてキラリと光った。



「……俺と結婚してください」


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