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愛おしいキミに極甘な林檎を
第40章 婚約者として……



プロポーズをされてから数日後。

私とソラ先輩は乙羽家へと向かった。


こんなに早くもう一度挨拶に行く日が来るとは思っていなかったから私だけじゃなくて父と母も驚いている。


世間話をしてから両親に本題を切り出し、結婚したいことを伝えると今度は顔が熱くなってきた。



「あらあら。この前、同棲したと思ったら早速プロポーズをしてもらって結婚の話に来たのね」


「風子さんを幸せにしますので結婚させてください」


頭を深々と下げたソラ先輩を見てから急いで私もお辞儀をする。



「もちろん、風子ちゃんが決めたことに反対しないわ。ねっ、お父さん」


腕を組んだ父に視線が集まると感慨深げな顔をして頷いていた。



「……お父さんもそう言ってる。私たちの代わりに風子ちゃんのことを幸せにしてね」


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