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愛おしいキミに極甘な林檎を
第43章 これからもあなたと一緒に……

「今度からは病気や怪我のことも全部言うよ。もう少しで風子は俺のお嫁さんになるからね」
「はいっ……。なんでも受け止めますよ」
隠されていたことに驚き、胸がいっぱいになって涙が止まらなくなってきた。
指先で拭ってもシーツの上に落ちてしまう。
「俺のことで風子が泣いていいのは、気持ちいい時と嬉しい時だけだよ」
「っ……、じゃあこれは嬉しい方です。ソラ先輩が生きていてくれて良かったって……、立派ですごいなって……」
「大袈裟だな。でも風子にそう思ってもらえるのは嬉しい」
「これからはもう絶対に無理をしてはいけませんよ。私がいることを忘れないでください」
「うん。たくさん迷惑を掛けてごめんね。……愛してる」

