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愛おしいキミに極甘な林檎を
第43章 これからもあなたと一緒に……

買って帰ろうと思って探すと自分が着れるサイズが品切れだった。
とりあえずソラ先輩が着れるサイズはあるから先に買っていこう。
退院しているからパジャマをサプライズでプレゼントしてもいいだろう。
仕事を休んでいる間、毎日家事をやってくれているからそのお礼だ。
急いでパジャマを買って待ち合わせである駅の改札口へと向かう。
すると信じられない光景を見てしまい、私は目を大きく見開いて立ち止まった。
なにこれ……、心がざわざわする……。
目に映るのはソラ先輩が知らない女に肩を貸して歩いているところ。
女は足を引きずっているようだから足を怪我しているようだった。
この前、人助けしたことを褒めたからまた誰かを助けてるのかな……。
複雑な気持ちで気付かれないように近づき、大きな柱に隠れて様子を伺う。

