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愛おしいキミに極甘な林檎を
第44章 愛の結晶

そしていつものように私を引き寄せて腕枕をしてくる。
「気持ち良かったです。たまには真っ暗なところでするのもいいですね」
「うん……、……風子の体が見えないのが残念だけど」
熱くなった体を休めている時、コンコンッとドアをノックをする音が聞こえてきた。
入って来られては困ると焦り出しても、服を着る時間さえもくれずに先程のようにすぐにドアを開けられる。
「兄さん……、もう寝てる?」
ドアを開けた隙間から明かりが入ってくると共に昴くんの声がした。
「……寝るところだった」
昴くんが入って来る前に急いでソラ先輩が羽毛布団を被り、私は体を丸くしてその中に隠れた。
でも裸でいるから見つかってしまわないかハラハラする。
「あれ……、姉さんがいないね?どうしたの?」

