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愛おしいキミに極甘な林檎を
第7章 甘い夢と濃蜜な快楽

「金曜日の夜にいつもしてただろ。……デートだよ」
腕を引かれて駅の外に行くと雪が積もりかけていた。
でも舞い降りてくる雪が気にならないほど私は隣にいるソラ先輩に気を取られていた。
「ぼーっとしてどうしたの?ほら、手を繋ごう」
「はっ…、はい……」
差し出された大きな手に自分の手を近づけるとそっと握られてから指を絡められる。
ずっと会っていなかったから緊張して顔がよく見れない。
爽やかな男としてカッコいいオーラは出ているけど、前より大人っぽく感じる。
隣にいるこの人は本物?
それともソラ先輩のそっくりさん……?
しかも付き合っていた頃とは何かが違う気がする……。

