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愛おしいキミに極甘な林檎を
第7章 甘い夢と濃蜜な快楽

この違和感はなんだろう……。
そして再会できてすごく嬉しい気持ちと裏切ったくせに何を今更という気持ちが半々。
ふり幅の大きい感情に挟まれているせいで自分の気持ちがはっきりとしない。
連絡をくれなかったことに怒る気は湧いてこなくて、ただ流され続けるだけだった。
会えないでいた八ヵ月間、何があったのか話されることもなくデートは進む。
一緒にご飯を食べて、雪が降り止んだ外を歩いていると懐かしい公園に辿り着いた。
「ここで何をしたか覚えてる?」
「はい。高校生の頃にソラ先輩が私に告白してくれたのと、付き合って一年目の時にペアリングをプレゼントしてくれた場所です」

