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愛おしいキミに極甘な林檎を
第46章 主従関係

インターホンのモニターを確認せずに玄関へ向かって行きドアを開ける。
「理人宅急便ですよーって、風子さん!?なんて格好をしているんですか!?」
やって来たのはソラ先輩ではなくて理人さんだった。
動揺した私は一旦ドアを閉める。
でもダンボールを持っていたし、両手が塞がっているのが可哀想でそっと開けて対応することにした。
「アポなしで来るなんてどうしたんですか……?」
「またりんごをいただきましてね、食べきれないのでお裾分けしにきました。……メイドプレイをさせる趣味が塑羅緒さんにあったとは驚きですね」
りんごが入っているダンボールを玄関に置いてくれた理人さんは私の姿を下から上へと見て呆れた顔をする。
「いえいえ、これは私の趣味です!仮装パーティーをしていたんです」
これ以上ソラ先輩が変わった性癖を持った人だと勘違いされて欲しくなくて両手を振って否定する。

