パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第47章 白い雪と優しい熱

「えっ……」


鋭い眼差しを向けられて一瞬怖気づいた私を見て雪原さんはニヤリと笑った。



「付き合いが長いとマンネリしませんか？」


「……長いってよく分かりますね」


「それは……、一緒に住んでるからそう思ったんです。……他の男がカッコいいとか、抱かれてみたいと思ったりしません？」


手をついて私のパーソナルスペースに入ってきたから少しだけ距離を取った。



ただの隣人なのにどうしてそこまで聞いてくるんだろう……。


雪原さんを不思議に思いながらも答えることは決まっていた。



「どちらも彼氏で間に合ってますよ。毎日が楽しいのでマンネリしてる感じもしません」


「真っ直ぐにそう言えるお姉さんは優しい女性なんですね……」


「私が優しいかどうかは分からないですけど、彼氏がとってもいい人ですから」