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愛おしいキミに極甘な林檎を
第48章 大切なキミの笑顔



ベッドの上で正座をして反省し始めるとソラ先輩は読んでいた本を置いて私の方を向く。


あれほど嫌がっていたから怒られるのも覚悟の上だ。



「この前約束したよね?挨拶以外話すなって」


「だってムカついたんですもん。ソラ先輩はざまあみろだなんて言わないのに、そう思ってるんじゃないですか?ってなんて言われて。

大好きな人を面と向かって酷く言われたら黙ったままじゃいれません」



頬を膨らまして理由を話しながらドンッとベッドを叩くとソラ先輩は困った表情を少し緩ませる。



「その気持ちは分からなくないけど……。やっぱり俺は雪原くんにそう思われているんだね」


「どう思われていようが気にしなくていいです。私が否定しておきましたから」


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