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愛おしいキミに極甘な林檎を
第48章 大切なキミの笑顔



あれこれ考えたまま抱きしめていると、ソラ先輩は私のパジャマのボタンを上から二つ外して首筋にキスをしてきた。


湿った唇が感じやすい部分に触れて私はびくりと震える。



「風子がいれば何もいらないから」


「食べ物とか本とかは?」



「うーん、それは困るかな。意地悪言わないでよ」


「あははっ、たまには私にも意地悪させてもらいますから」



「このくらいは可愛いくらいか……。あまりにも可愛いから心配になる」



ボタンを外して開けた部分に何度もキスをしてから、私の体を倒して覆い被さってくる。


上に乗ってきたその先に期待を寄せるように彼の頬に手を当てた。


入院する前の時のように異様に体が熱くなくて安心する。



「そう思う男はソラ先輩だけですってば」


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