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愛おしいキミに極甘な林檎を
第48章 大切なキミの笑顔

電気がついていないだけあって部屋は薄暗くて寒かった。
間取りはうちと違うけど作りは似ているからなんとなく洗面台のある場所が分かってそこへ辿り着けた。
ブレーカーを上げると照明がついて辺りが明るくなる。
廊下に行くと先程は気づかなかったけど、引越し屋のダンボールが畳んで置いてあった。
「これで大丈夫だと思います。ブレーカーの場所は分かりました?」
「見ていたので大丈夫です。ありがとうございます……」
「どういたしまして。では、私はこれで――――ひゃっ!?」
玄関へ向かおうとした途端、急に腕を強く引かれてリビングの中へと連れ込まれ、ベッドの上に投げられた。
起き上がろうとするとすぐに新くんが私の脚を開き、上に乗ってきて邪魔をする。
「あの……、新くん。これは一体何のつもりですか……?」

