この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
愛おしいキミに極甘な林檎を
第50章 pallidus memoriae*儚い恋と永久の愛



数ヶ月後。私は彼にプロポーズをされて結婚することに決めた。


結婚式当日に純白のウエディングドレスを着て鏡に写った晴れ姿の自分を見る。



「どうかな……?」


「とっても綺麗よ、風子ちゃん」


恥じらいながら聞いてみると後ろで見ていた母が喜んでくれた。


準備を先に終えてやって来た彼もドレス姿の私を見てそのこと肯定するように褒めてくれる。


ずっと着てみたいと思っていたウエディングドレスを着れて、優しい夫ができてとても幸せだ。




それなのに、ひとりになって頭に思い浮かぶのは結婚する彼ではなくて人生で一番愛した人。



私の前から姿を消した日以来ずっと会っていない。


今はどこで何をしているんだろう……。



スマホにソラ先輩の連絡先はまだ残っている。

メッセージの履歴は付き合っていた時の日にちで他愛のない内容で止まったまま。


この先、電話も来ることがないと分かっているのに未だに消せないでいる。


/3128ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ