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愛おしいキミに極甘な林檎を
第51章 偽りの恋人



「ええっ!?ずるいです!私も食べたいです!」



「じゃあ、今度一緒に食べに行こうか。あと、次に喧嘩したら二人でやけ食いする?」


「そうしましょう。美味しい物を食べていれば機嫌も良くなると思います」


「うん。とりあえず、今からクリスマスを楽しもう。明日は一日中一緒にいようね」



それから私も手伝ってオーナメントを飾り、ツリーが完成した。


近くにクリスマスグッズも添えてリビングの見た目があっという間に生まれ変わった。


子供の頃に見たかった光景を目にすることができて憧れていた夢がまた一つ叶った気がする。



「卓上サイズのツリーを買おうと思ってましたけど、これは大きいですね。私の身長くらいあります」


「うちではこのくらいだったから、この大きさが普通だと思ってた。あ、そうだ。これもプレゼント」



部屋を見て感動しているとソラ先輩が紙袋を渡してきて、中身を見てみるとある服が入っていた。



「こっ、これは……」



「明日はコレを着て過ごしてね。俺の可愛いサンタさん」


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