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愛おしいキミに極甘な林檎を
第52章 溺愛カレシと濃密な夜

着替えている時に動いていた気がするけどただの寝返りだったのかな。
起きてもらえなくてもいいから、とりあえず頬にキスをしようと思ってそーっと近づく。
長いまつ毛に綺麗な寝顔。少しくらい間抜けなところがあってもいいと思うのに、寝ている姿もイケメンである。
頬に掠るくらいの弱さで唇をつけると、急に腕を引かれて布団の中へと引きずり込まれた。
ぬくぬくする布団と心地良い体温が私を包む。
「おはよう。早速着てくれたんだ。ベッドから出たらじっくり見せて」
「もう、寝たフリをしないでくだいよ」
「サンタはこっそりやって来るんだからキスをしたらばれてしまうよ?」
プレゼントしてもらったのは女性用のサンタの衣装。
赤い生地の縁には白いファーがついていて、ミニスカートで肩は露出している。
「えへへ。この服、私が着るとスカートも短くなりますし、純粋に可愛いと言えない気がします」
「セクシーでいいじゃん。これではすぐにお尻が見えちゃうね」

