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愛おしいキミに極甘な林檎を
第52章 溺愛カレシと濃密な夜

「ふふっ、してたいです。でもクリスマスを楽しみたいので起きます」
出るのが名残惜しい布団を剥いでから軽やかに体を起こしてソラ先輩のことを引っ張る。
するとゆっくりと起き上がってから、クリスマスが楽しみで子供のようにはしゃいでいる私を見て優しい顔で微笑んでいた。
「明日もクリスマスなんだから朝から気合いを入れなくてもいいんだよ」
「休日に存分に楽しみたいんです。明日は仕事ですから」
リビングに行って朝ご飯を食べる時もツリーの方をチラチラと見ていた。
子供の頃は、高価なもので外でしか見れないものだと思っていたから家にある光景が珍しい。
「もしかしてソラ先輩もツリーを部屋に置けて浮かれてますか?」
「ん?俺はツリーじゃなくて風子を見て浮かれていたけど。露出が多くて目の保養になるね」
「やっぱりそう言う目的ですか……。まあ、いいですけど。そういえば、なんでソラ先輩はサンタの格好をしてくれなんですか」

