この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
愛おしいキミに極甘な林檎を
第52章 溺愛カレシと濃密な夜

「クリスマスの雰囲気を存分に味わってもらおうと思ってね。サンタの格好は……、んー……、親になったらしてもいいかな」
「ぶふっ!自分の子供の前でなら……ってことですか」
食後に飲んでいた紅茶を吐き出してしまいそうになった。
ティッシュを一枚差し出されて、口から零れそうになった紅茶を拭きながら那砂さんに言われたことを思い出す。
――――「そんなに婚約のことが心配だったら、彼氏くんと生でエッチしてさっさと子供を作りなさい」
一先ず、ソラ先輩が私の前から長い時間いなくなることは免れた。
でも何らかの思惑があって、課長に私を託しているからどうなるのか分からない。
新くんや火ノ浦さんたちから守ると言っても、恋人のフリをすることまでやるのは大袈裟だと思うし……。

