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愛おしいキミに極甘な林檎を
第52章 溺愛カレシと濃密な夜

「一緒に暮らしているんだから気にしなくていいんだよ」
今度は避妊という言葉が出てきてどっちなのか分からなくなった。
入籍してないわけだし、今はまだ早いと思っているのかな……。
私だってまだ早いと思っている。……子供が欲しいと積極的に思わないのはそれだけではないけど。
テーブルの上に置いてある避妊薬を見つめていると、急にカシャッとスマホのカメラのシャッター音が鳴った。
「びっくりしました!もぉー、間抜け面を撮らないでくださいよ。どうせならちゃんとしたポーズをしてる時に撮ってください」
「ははっ、いい顔してる。その姿も可愛いから今日はいっぱい撮るね。あんな所もそんな所も……」
「どこまで撮ろうとしているんですか」

