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愛おしいキミに極甘な林檎を
第52章 溺愛カレシと濃密な夜

妊娠さえしてしまえば、結婚を反対してくるソラ先輩のお爺さんやお婆さんだって認めざるを得ない。
お見合いさせるほど孫の結婚を望んでいるんだからひ孫だって楽しみにしているはず。
それにこの様子だとソラ先輩は将来的に子供を作ることを考えているように思える。
那砂さんの言っていたように早いか遅いかの問題なのかな……。
そうなると必ず入籍するために避妊しないでセックスしてみてもいいんだろうか。
毎日忘れずに飲んでいた避妊薬をどうするか迷ってしまう。
「いきなり真顔になってどうしたの?クリスマスを楽しむんじゃなかった?」
「たっ、楽しみます!そろそろピルがなくなってきたので病院に行く日が近いかなって思っただけです」
「ああ、そうなんだ。いつも負担を掛けてごめんね。飲むのが嫌だったらちゃんと避妊するから言ってね」
「いえいえ、副作用も感じてないですし。お金だって一緒にしてるからソラ先輩に払ってもらっている感じですし……」

