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愛おしいキミに極甘な林檎を
第52章 溺愛カレシと濃密な夜

「うん。でも、もっと上手く撮れたらいいのにな……。せっかくの風子サンタだし、色っぽい方を活かかせるような撮り方をしたい……」
「あははっ、頑張ってください」
後十年も歳を取ったらこの服を着るのは恥ずかしそうだ。
そう思うと目に見えるカタチとして残してくれるのは嬉しい。
年を取ってもソラ先輩はカッコいいままだろうけど、若い頃は今しか見れないから私も写真を撮ることにした。
カメラを向けると照れ臭いのか応じてくれないけど勝手に撮影させてもらう。
どうせなら引き締まった体の写真を未来に残したいから上着を脱いで欲しいくらいだ。
そんなことをしながら、一緒に料理を作って食べたりして特別な日を楽しむ。
思い返すとソラ先輩と付き合ってから最初に迎えたクリスマスイブはとても悲しいものだった。
私もたくさん泣いたし、ソラ先輩もいっぱい傷ついたと思う……。

