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愛おしいキミに極甘な林檎を
第52章 溺愛カレシと濃密な夜



何を食べるか迷ったソラ先輩と課長に話を振られて、ハンバーグっと答えるとそれを食べに行くことになった。



テーブル席に座ってから二人の世間話を聞いていたけど、温泉に出掛けた時と何ら変わりない。


高校時代の友達と話している時よりは大人びた内容を話していた。


恋愛がどうとか、誰が何をしている話をしていた大学生時代が懐かしく思えてくる。



「ところで……、塑羅緒くんは最近仕事の調子はどうだ?」


ナイス課長。私が聞きたいのは降雪量や車の話ではなくそう言う内容だ。



「相変わらずですよ。でも前よりは手も動くようになりましたし、手が痺れていた頃よりは仕事が捗ってます。無理をしないことも覚えましたから」


「あれから体調を崩してないのなら良かった。でも健康を害するほど大変なら転職することも考えていいと思うぞ」


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