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愛おしいキミに極甘な林檎を
第53章 あなたがそばにいれば……

「そうか……。それは残念だな。……この機会にやってみようと思うんだがどうやるんだ?乙羽のも見てみたい」
「はあ……、私のですか。分かりました」
長い移動時間を利用して私は課長にSNSを教えた。
まだ知らないみたいだからSNSから女友達の言っていたことを知るはめになりそうな気もする。
でも私だって知らなかったんだから大丈夫だろう。
今伝えたら傷つけてしまうだろうから、本人が知ってから話せばいい……。
温泉ホテルに着いてから、鈴川さんと宿泊する部屋に入った。
和洋室の部屋で入り口付近は洋室のように絨毯でベッドが置いてあり、奥には畳が敷かれている
スペースもある。綺麗で広々とした部屋だ。
ソラ先輩と一緒に泊まりたかったなぁ……。
写真を撮り、こう言う場所に泊るとメッセージを書いてLOINEで送った。
「乙羽さん、宴会が始まる前にお風呂に行きません?温泉ですし、入らないと損ですよ」

