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愛おしいキミに極甘な林檎を
第53章 あなたがそばにいれば……



「いいですね。混まないうちに行きましょうか」



鈴川さんと一緒に大浴場に行って先に風呂を済ませることにした。


浴室に数人いるものの、まだ少ないほうだ。



恥ずかしくなりながらも鈴川さんの隣で服を脱いで裸になると、胸の方に視線を向けられる。


「ブラで盛ってるんだと思ってましたけどそのままだったんですね。おっぱい大きくていいなぁー」


「うう……。気にしているのであまり見ないでください……。大きいと肩が凝りますし、小さい方がよかったなーって思います」



「いいじゃないですか!ないものねだりですよ。うちの旦那なんてもっとおっぱいを大きくしてって揉んでくるんですから。生理前とかデリケートで痛いのに」


「あはは……。そうなんですか……」


話しにくい事を躊躇なく話す鈴川さんがたくましく見える。



そんな話をした後、浴室に行って体を洗ってから白く濁った温泉に浸かった。


肩まで浸かると体がぽかぽかと温まってきて気持ち良くなる。



「あの……、陸田さんから聞きましたけど…妊娠したんですよね?」


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