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愛おしいキミに極甘な林檎を
第9章 曖昧と鏡の前のお仕置き

迷いがあると言うことはそういう事だと思うからこくんと頷く。
「嬉しいよ。必ず信頼を取り戻して、もう一度好きにさせてみせるから待ってて……」
今度はおでこに優しいキスが降りてきて私は気恥ずかしくて目を閉じた。
謝られても、優しくされても治らないこのモヤモヤとした気持ちは本当になくなるんだろうか……。
もし、なくなったとしたら私は……—————
「せっかく来たんだし、休もうか。お店が始まるまでまだ時間があるよね」
「はい。朝早かったですし、ソラ先輩はここまで来るのに遠かったんですから休んでください」
お互いにコートを脱いでから再びベッドに横になった。
ソラ先輩と少し距離を置いて背中を見せて寝転がっていると体を引き寄せられて捕まえられる。
癒しを求めてただ抱いているだけなのかと思いきや、尻に固いモノがあたっていて変に意識してしまう。
ベッドで私と横になるたびに勃っているから相当溜まっているんだろうか……。

