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愛おしいキミに極甘な林檎を
第10章 告白と脅迫

仕事ぶりを見ていて、そつなくこなしてるから英語も話せるのかと思っていた。
私も課長みたいな社会人になりたいなと背中を見て仕事をしてきたけど、何となく親近感が湧く部分もある。
今は遠い存在でなくて、割と近い。
でも出会ってからまだ一年も経っていないから知らないことだらけだけど……。
昼休み。課長が席を外している時に食事を終えた陸田さんに声を掛けた。
「課長ってどんな人なんですか?」
「それはいつも傍で仕事をしてる乙羽さんの方がよく知ってるでしょー。しかも課長の女だもんねぇ」
「ちっ、違います!言っておきますけど付き合ってませんからね」
両手を振って否定すると、にやつかれて面白がっている視線を送られた。
「ほうほう、気になるってことはやっぱり好きなの?
でも本人がいないから前にあったこと教えてあげる。……その代わりに話し終えたらここを揉んで欲しいな。ご無沙汰なんだよー」
「わっ、分かりました……。お疲れでしょうし、いいですよ」

