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愛おしいキミに極甘な林檎を
第58章 初恋の人



「ちょこぺん!ママ、ちょこぺんもほしい!しろとピンク」


何か思い出しそうでそのまま立っていると幼い女の子の声が聞こえてきた。


その子が見たがっていたから一歩横へずれると母親も来て「すみません」っと言われて会釈をされる。


「白とピンクだけでいいの?黄色もあるよ」


「にこでいい!ともだちにおしえてもらったことをチョコにかくの。はっぴーばれんたいんって」



ハッピーバレンタイン……――――


売り場の看板にも英語とカタカナでそう書いてある。


ハート型のチョコレートとその言葉を見ていたら急に過去の思い出が脳裏に浮かんできた。



* * *


何歳なのか思い出せないけど、これは幼かった頃の記憶。


バレンタインデーの前の日に母と買い物に行った時、私はチョコレートが欲しかった。


「ママ……。あのね……、えっと……」



「はっきり言いなさい。ぐずぐずしないで」


「バレンタインのチョコ…、わたしたくて……」


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