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愛おしいキミに極甘な林檎を
第58章 初恋の人

しかも顎を持ち上げられて私の口を強引に塞いでくる。
繰り返されるキスのペースに乗せられると、脱ごうとしていた上着を剥がれてブラウスのボタンを外されていく。
帰ってきたばかりでまだお互い着替えていない。
ソラ先輩もコートを脱いだだけでスーツを着たままだ。
唇が離された後、はだけたブラウスから見える肌にちゅっ、ちゅっとキスを落とされた。
胸元に生暖かい感触を丁寧に当てられる度にビクンッと体が震える。
「はぁっ……、晩御飯…どうしますか……」
「俺は風子が食べたい気分なんだけど」
潮崎さんの前では作り笑顔でいたのに今は笑っていなくて、冷たい瞳と目が合った瞬間ゾクリとした。
「それはまた後でしましょ……?今は着替えてご飯の支度をしないと……」

