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愛おしいキミに極甘な林檎を
第10章 告白と脅迫

それから残業を終えた課長にこの前のように車で送ってもらった。


「乙羽っ……」


「……んっ、んっ…」


途中で寄り道をして愛されて口内で郁哉さんの欲望を受ける。


曖昧にしている私の罪の代償は欲情されたことに対して応えるものとなっていた。

でも再び付けられた支配の印が私の理性を保つように邪魔をして性器を交えることまではできなかった。




数日後の仕事中。郵送する封筒をポストに出しに行き、社内に戻ってエレベーターに乗る時に佐伯さんと偶然会った。

他に乗る人がいなくて二人っきりで気まずいから離れるように奥の角へ移動する。


扉が閉まり、上の階へ昇り始めると佐伯さんに振り向かれて身がすくむ。


「風子ちゃん久しぶり。花城さんと上手くいってるみたいだね」

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