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愛おしいキミに極甘な林檎を
第61章 真実の愛と花嫁の決意



「……可愛い。感じているところも何度見ても飽きないな」


「んっ…、っ……、抱かれていたことを…私が…忘れてしまっても……?」


「うん。どんなに忘れられても風子は一人しかいないからね」


甘く囁かれた後、空いている片方の手では乳首を転がしてきて強烈な快感に私は身悶え続けた。


ただ一緒にお風呂に入るだけだったのに……。

こんなことをしてくるなんて私の夫は変態だ。



雨で冷たくなった体はお湯と厭らしい雰囲気によって熱くなっていく。


でもそれは嫌ではない熱。



「……風子」


背後から名前を呼ばれて振り返ると濡れた唇を重ねられた。


お湯とは違うやんわりとした温かさがある唇の表面に触れていると体と思考が蕩けそうになる。


しかも、その感触には惹かれてしまうような強引さと正反対の優しさがあった。


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