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愛おしいキミに極甘な林檎を
第61章 真実の愛と花嫁の決意

淫らなことに喜んで応じている自分を見て顔から火が出る思いだ。
他の健全な写真は正面から撮っているものが多いのに、エッチな写真だけは色んなアングルで撮られていてソラ先輩の撮影技術の使いどころが間違っている気もするけど……。
「私ってこんなエッチなことをしていたんですね……」
「……嫌だった?」
言葉にして答えるよりも体で愛情表現をすることの方が先に動いた。
緊張して唇を固くしてしまうけど、自分の気持ちを少しでも早く伝えたくて表面をそっと当てるくらいのキスをする。
「不思議と嫌じゃないです。可愛く撮ってもらえて、女として見てもらえて嬉しいです」
作らなくても浮かんできた笑みを向けてそう言うと、ソラ先輩も微笑んでくれて写真に写っている私たちに近づいているように思えた。
「前もそうだったし、風子は記憶を失っても性的な欲求が強いということか……」

