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第12章 裸の付き合いとイケない妄想

「ん？どうしたの？」

いや、それはないようだ。

全く悪意のない顔で首を傾げている。

いくらエッチの時に私を苛めてくるソラ先輩でもここまで酷な真似をしてくることはないようだ。


「塑羅緒くん、乙羽も一緒に連れて行ったらどうだ？」

「郁哉さんがいいならお願いします。風子はどうしたい？」


「…………。おっ、お邪魔します……」


ここで断ったら変な風に思われそうな気がしたから誘いに応じるしかなかった。


仲良く世間話をしながら前を歩く二人に私はついて行く。


するとどうやらソラ先輩が車を出して遠くに出掛けるようだった。


どこに行くのか聞く前について行くと答えてしまったため、目的地がどこなのか分からない。