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愛おしいキミに極甘な林檎を
第12章 裸の付き合いとイケない妄想

車に乗ってからも聞くに聞けない雰囲気だ。
私がひとりで後部座席に座り、課長が助手席に座ってソラ先輩と会話を楽しんでいる。
「普段は自分が運転しているから乗せてもらうと景色を楽しめていいな」
「運転してるとじっくり見れませんよね。存分に楽しんでください」
なんだろう。この摩訶不思議な絵面は……。
私、いらなくない……?
そもそもどうして二人は下の名前で呼び合ってるの……?
「つかぬことをお聞きしますが、仲良さそうですけど二人は親族だったりするんですか?」
「まったくの他人だよ。最近知り合ったって教えたよね」
「今年に入ってから出会ったもんな」

