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愛おしいキミに極甘な林檎を
第12章 裸の付き合いとイケない妄想

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――――……なんてことにはならないな。
ない、ない。
まったく、何を考えているんだ私は……!
今は辺りに他人がいるんだからエッチな妄想をするのは大概にしないと……。
しかも長々と過激なことを考えていたせいで指がふやけてきて頭がクラクラする。
いい加減に風呂から出よう……。
なんとか服を着てから脱衣所を出て、廊下の長椅子に座る。
体が重くて目を閉じて背もたれに寄り掛かっていると誰かが近づいてきた。
「風子、大丈夫?」
「あ……へ……、ソラせんぱい……?」
「のぼせたのか。温泉は加減して入らないとダメだぞ」
「かちょ……?すみませ……」

