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愛おしいキミに極甘な林檎を
第64章 番外編:危険な逆ハーデート

「風子の素肌を見られて悔しいけど、せめて胸とアソコは何としてでも死守しないと……」
警戒モード全開だ。ソラ先輩は自分の裸というよりも、最早、私のことしか考えていない。
こうなってしまったのも混浴を選んだ私が悪いから今晩はお仕置き決定だろう。
ソラ先輩の嫉妬心に火をつけてしまったのだからきちんと付き合うつもりだけど……。
那砂さんと課長、理人さんがやって来てこの秘湯は混浴というよりも大人の男湯と化している。
課長は会社が同じだから休日なのは分かる。
でも理人さんは那砂さんに有給休暇を取れと強引に言われたんだろう。大変な付き合いだ。
「イケメンの若い男たちとお風呂に入れるなんて、那砂は幸せー!」
私はソラ先輩に体をホールドされていて身動きも取れない。
下手に動くとまた何かやらかしてしまいそうだから大人しくしていよう……。
「何なんですか、この状態は……。風子さんだけ女性ですから、ここは一旦上がって後で僕らが入りに来た方が――――」

