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愛おしいキミに極甘な林檎を
第65章 番外編:Totus tuus

瞳の奥まで覗いてきそうなくらい真っ直ぐな目を向けてくるから私は二ッと笑って答える。
「ふふっ。……いいですよ」
そう言ってからすぐに唇を奪われると普通ではいられなくなる。
何度かキスを交わしてから首元へ下りて行き、ゆっくりとルームウェアを脱がし始めた。
今日は中にブラトップを着ていたから、いとも簡単に剥がされて柔らかい膨らみを直接愛撫される。
恥ずかしい姿にされた私は愛し合う悦びを味わうので精一杯になり、広い背中に手を回しているので精一杯になる。
「んっ……、ここでするんですか……?」
「今日はベッドに連れて行くよ。ほら、手を回して掴まって」
「分かりました」
パンツしか身につけていないだらしない格好でソラ先輩にぎゅっと抱きついて体を持ち上げられる。
こんなにも私を簡単に持ち上げられるなんて男らしいなぁ……。
そう思いながらすぐ近くで大好きなぬくもりを感じているというのに、あのことが頭に過ってしまう。

