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愛おしいキミに極甘な林檎を
第65章 番外編:Totus tuus

その快感から逃げられないように抑えるように手を重ねられると、欲しがっていた絶頂の波が押し寄せてくる。
触れている熱と快楽で思考が支配され、シーツをぎゅっと掴んでいた力が一気に抜けた。
呼吸が乱れたまま枕に頬をつけると、うつ伏せにしていた体を仰向けにするように促される。
「ひゃんっ……!」
指先が腰に触れるといつも以上に感じてしまって体がビクンッと震えた。
達したばかりで耐性がなくなっている。
まるでそれを分かっているかのようにソラ先輩は私のくびれ付近や太股にそっと触れてくるから厭らしい。
「こんなにビクビクして。一度イクとすごくエッチになるよね」
ぼんやりとした目を向けて感じている私の顔を眺めながら指先が少し触れただけで反応する体を愉しんでいる。
ちょっとした刺激で遊ばれているだけなのに、こんなことをされているせいでまだ体の疼きが止まらない。
「そっ、そんなに…見ないで…くだ…さいっ……」

