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愛おしいキミに極甘な林檎を
第13章 それぞれの気持ち

顔色ひとつ変えずに言った課長はソラ先輩のことを認めているような口振りだった。


「連絡がなくなった時は最低だなって思ってましたけど。
詳しい理由を聞いてからどういう人だったのか最近やっと思い出してきました」


「そうか……。思い出してきたなら、これからどうするのかゆっくり決めればいい。乙羽はまだ若いんだから」



「ゆっくりしたいところなんですが、実は家の跡継ぎの事情があって。
私はお婿さんをもらわないとなんですけど、早く相手を決めないとお見合いさせられそうなんです」


告白しようと思った時に言いたかったこと。

好き“だった”と気持ちを伝えた後だからこそすんなりと言えた。




「婿取りか。それはそれは大変だ……」


かなり微妙な反応……。

子供が苦手だと言っていたからやはり結婚願望がないのかな。


そこで丁度良くコンビニに着き、課長と離れてお菓子を見る。

余計なことを言わなければ良かったかなと思いながら、食後に食べる予定のチョコレートをぼーっと眺めた。


ソラ先輩に事情を話した時も微妙な反応だったから、課長の言われた事が胸に刺さる。

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