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愛おしいキミに極甘な林檎を
第15章 お試し同棲は甘い日々?

今までソラ先輩の家に泊まって次の日に帰ることは何度もあったけど、生活してみたことはなかった。
一緒にご飯を食べて、風呂に入って、同じベッドで寝るのはしたことがある。
だけど、それを連続して繰り返すことはなかった。
「同棲ですか……」
「お試しにどうぞ」
「よっ…、よろしくお願いします」
「こちらこそよろしくね」
嫌がる素振りも見せずに受け入れてもらえてホッとした。
でもなんとなく緊張する。
音信不通になる前だったらこの緊張感はもう少し薄れていたと思う。
なぜなら離れてから前よりも少し遠くに感じるようになったから。
今は再会した頃よりは着実に近づいてはいるけど……。

