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愛おしいキミに極甘な林檎を
第15章 お試し同棲は甘い日々?

「はい。どっちも空いてます」
「……良かった」
安堵する声と強く抱き締められたことで分かった。
きっと昨晩抱いてくれなかった理由と同じ。
ソラ先輩は私が課長を選ぶか不安だったんだと思う……。
土曜日は連絡が途絶える前に約束した海を見にドライブをした。
初めて見る春の海。
まだ寒いから靴を脱いで砂浜を歩くことはしなかったけど、快晴で景色はとても綺麗に見えた。
楽しいデートだったけど、この日もまた抱かれなかった。
遠くに行って疲れたのもあると思うけど、泊りに来てからまだ一回もセックスをしていない。
「あの……、私に魅力がないでしょうか……」

