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愛おしいキミに極甘な林檎を
第16章 お試し同棲の夜は激しく…

「おまたせしました……」
「すごく可愛い。……じゃあ、行こうか」
ワンピース姿を褒めてもらえてホッとする。
でも私が準備している間にソラ先輩も着替えてきたようで、見たことのないスマートカジュアルの服装にドキドキした。
ホワイトデーのお返しとして連れて行ってもらったのは高級レストラン。
座った窓際の席からは綺麗な夜景が見えて、落ち着いた雰囲気だった。
結婚式では隣にテーブルマナーなんてお構いなしに食べていた友達がいたから紛れ込んでいられたけど今は誤魔化すことができない。
目にしたことのない豪華な料理を目の前にして早速混乱していた。
どれから食べればいいんだろう……。
フォークはどっちの手で持つんだっけ……?
一層の事、すべて箸で食べたい……。

