この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
愛おしいキミに極甘な林檎を
第16章 お試し同棲の夜は激しく…

息を吐き出すように言った後、ソラ先輩の唇で口を塞がれた。
夢中になるほど何度も重ねて愛を確かめ合う。
ソラ先輩の愛には敵わないけど私も好き……。
荷物をまとめるのが終わらないうちに強引にベッドに連れていかれて、覆い被さってきて強く求められた。
服を脱がされると、肌から消えていた赤い印をまた刻まれて彼のだけのものへと変えられていく。
私から愛する隙を見せてくれるのに今日はそれさえもくれないで襲ってくる。
溶けてしまいそうな快感を受け続け、繋がっているお互いの体の熱が上がっていった。
「帰らないで俺の傍にいてよ……」
息を荒くしている時に強く抱きしめられて愛おしさが増す中、今は叶えることのできない願いが耳に残った。

