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愛おしいキミに極甘な林檎を
第16章 お試し同棲の夜は激しく…

か細い声で肯定したように言われてに申し訳ない気持ちでいっぱいになる。
「ごめんなさい……」
謝ってからひざ掛けを肩にかけて、縮こまるように縁側に座ると理人さんも隣に座ってきた。
「では、その相手は誰なんですか。このタイミングで言うとなるとあの方でしょうか」
「そうです。先日、理人さんに紹介した人です。
大学生の頃から付き合っていて一度離れたんですが、最近会っているうちにまた一緒にいたいって思いました」
「相手は本当に風子さんとの結婚を考えておられるのですか?」
「はい。私との将来を真剣に考えてくれているみたいです」
「…………。そうですか……」

