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愛おしいキミに極甘な林檎を
第17章 犬猿の仲と秘密のキス

「年頃の女なんですからいい加減に放っておいてくださいよ」
デートだと知られてここまで気合いを入れている姿を見られると恥ずかしくなる。
「やはりデートでしたか。毎週していてよく飽きないですね。あんな方のどこがいいか分かりません」
「好きなんだから飽きないですよ!言っておきますがあの人は悪い人じゃないですからね!」
昼前になり、ソラ先輩と会って品紅山に行った。
山を少し遠くから見ると薄桃色に染まっていてとても華やかだった。
花見スポットに着いてからその桜の木に近づいて見る。
「高校生の時に遠くからは見たことありましたが、桜の花びらってこうなってるんですね。可愛い花ですね」
「風子も可愛いよ」

