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愛おしいキミに極甘な林檎を
第17章 犬猿の仲と秘密のキス

兄弟で楽しんでいるようだけど、強い視線が時々こっちにやってくる。


これは完全にデートの模様を見張られているようだ。


挟まれて気まずい思いをしている私の隣でソラ先輩は変わらず笑っていた。

でもその笑顔の裏では何を考えているのか怖い……。



空気を読みながらレジャーシートをたたみ、屋台がある方へ移動する。


やっと解放されたと思った矢先、理人さんとその兄弟が後ろをついてきた。


最早、一緒に行動しているみたいだ……。


屋台が並んでいるところを歩いている時、たこ焼きが食べたくてじーっと見ているとソラ先輩が気を利かせて買ってきてくれた。


「はい。どうぞ」


「わぁー!ありがとうございます」

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