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愛おしいキミに極甘な林檎を
第3章 狙われる雌

「…………」
どっちにしろ理由を考えると胸が苦しくなって涙がじわりと滲んできた。
「……あなたは男運がとても強い人で恋愛に生きる人ね。多分、人生で色んな男と関わるわよ。
一つだけ忠告するなら、望まない妊娠をしないように避妊には気をつけた方がいいわ」
「避妊……?」
「そう。あなたは性欲が強いでしょ。それに近い未来、男が放っておかない状況がやってくる暗示が出ているの」
すぐに気持ちを切り替えることはできないから、そんなことを言われても心に響かない。
今まで出会った男だってソラ先輩以外はあまりいい男がいなかったから尚更。
「うぅっ……。それでもつらいです……」
やっと心から愛せる人に出会えたのに……。

