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愛おしいキミに極甘な林檎を
第19章 誘惑と片思い

味見してみると酎ハイよりアルコールが強そうで私は水で割って飲むことにした。
弁当を作りなが少量ずつ飲んで久しぶりの酒を楽しむ。
一方、理人さんはダイニングテーブルの椅子に座ってストレートでコップ一杯飲んでいた。
私より飲んでいたけど大丈夫だろうか……。
普段は缶ビール一缶を飲んでいる姿を見たことない。
でも、見た感じ代わりにないから大丈夫か。
弁当を作り終えた私は先に部屋へと戻った。
ベッドで寝転んでくつろいでいるとドアをノックしてから理人さんが入ってきた。
「風子さん……」
頬を紅潮させてフラフラしている理人さんは、私のすぐ隣に座って肩に寄りかかってくる。

