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愛おしいキミに極甘な林檎を
第19章 誘惑と片思い

遠くから理人さんを警戒して見ていると、布団の上にパタンと倒れ込んでそのまま動かないでいた。
もう眠ってる……。
寝息を聞いてホッとした私は理人さんに毛布をかけてから他の部屋で眠ることにした。
次の日、仕事から帰ってくるとまた那砂さんがいた。
廊下を歩いて部屋に向かう時、話し掛けたかったように私の方へと走ってに向かってくる。
「ねーねー、風子ちゃん!今聞きたいことがあるの!」
「はっ…、はい?」
仕事での疲労もあって那砂さんのテンションの高さに圧倒される。
とりあえず話を聞こうと思って立ち止まると那砂さんは私の肩に触れて耳元に口を近づけてくる。
「昨晩、理人くんとヤッた?……あ、セックスのことね」

