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愛おしいキミに極甘な林檎を
第20章 秘密の時間に愛されて…

やっと二人っきり。
さすがに理人さんも泊まる部屋まではついてこなかった。
隣に座ってきたソラ先輩の表情は曇っていて緊張が走る。
「付き合ってることをオープンにしてくれるのは嬉しいけど、デートの予定がここまで筒抜けになっているのはどうなのかな」
「ごめんなさい……。私も二人が来てることは知らなかったですし、偶然が重なって驚いてます」
「…………」
「内緒で抜け出してきたのに結局バレちゃってすみません……。
やっと会えたことですし、誰にも邪魔されないで二人っきりで楽しみたかったですよね」
「偶然会ったのは仕方ないとして……。事前にされると分かっていたものは避けられたんじゃない」
「えっ……」

