この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
愛おしいキミに極甘な林檎を
第20章 秘密の時間に愛されて…

「言われなくともバカンスに来てるんですからゆっくり休みますよ」
* * *
部屋でソラ先輩を待っている時、ドアが開いて誰かが入ってきた。
「あ、ソラ先輩おかえりなさい」
笑顔で迎えに行くとやって来たのは待っていた人ではなくてポカンとする。
「乙羽。オレだ」
「課長……?どうしてここに?」
「さっき喧嘩していたんだろう。だから塑羅緒くんに代わりに行って来いと言われたんだ」
「確かに喧嘩してましたけど……。私の彼氏はどこに行ったんでしょうか?探しに行きたいんですけど」
「塑羅緒くんに任されたから追うことはない。……これから乙羽はオレの妻になるんだからな」

